1歳のお誕生日を迎えたらMR(麻疹・風疹)ワクチンを!

初めてのお誕生日を迎えたらMR(麻疹・風疹)ワクチンを受けましょう。

赤ちゃんは、出生の時に麻疹に対する抗体をお母さんからもらいます。その効力は6ヶ月頃まで続くと考えられています。その後、抗体は徐々に目減りして来ますので生後9ヶ月の頃からは麻疹に感染する可能性が出てきます。

麻疹は肺炎や脳炎を起こして重篤となることが少なくありません。ときには命にかかわることがあります。

麻疹は撲滅が可能な感染症であると考えられていますが、先進諸国の中でもわが国では麻疹ワクチンの接種率が低く、1歳代のお子さんの約半数が麻疹の抗体を持っていない状態です。

風疹は妊娠中のお母さんにうつると生まれてくる赤ちゃんが先天性風疹症候群という重い病気にかかることがあります。

わが国では1歳から2歳になる前の日までの1年間にMRの定期接種を受けることができます。1歳の誕生日を迎えたらできるだけ早めにMRワクチンを受けられるようにスケジュールを組みましょう。保育所などで集団生活をするお子さんは感染の機会が多くなりますから忘れないように心がけましょう。