健診の結果を受け取ったら

 健診の検査結果を受け取ったら、まずは健康な状態の目安である基準値と比べてみましょう。ただし、個々の項目の検査値に一喜一憂するのでなく、総合的に結果を把握して現在の健康状態や今後の対応を知ることが大切です。

基準値を外れていたら?

 1つの項目で基準値を外れていたからといって、病気というものではありません。体調によって一時的に基準値から外れることもあります。ただし、病気が隠れている可能性もあるので、検査を勧められたら必ず早めに検査を受けてください。

「要再検査」「要精密検査」とあったらどう対応する?

 スクリーニング検査で異常が疑われ、さらなる検査が必要と判定されても、再検査や精密検査を受けていない人が少なくありません。しかし、必要な検査を受けて病気があるか、異常がないのか、あるいは経過観察でよいのかを確認しないと、せっかく健診を受けても病気の早期発見につながりません。

 一般に、特定健診で行われるような基本的な検査で異常があった場合には、まずは検査結果を持ってかかりつけ医を受診しましょう。専門的な検査が必要な場合は、かかりつけ医から専門の医療機関へ紹介してもらえます。

「要経過観察」とあったら?

 多くは様子を見てよいのですが、いろいろな状況が含まれているため、ずっと放っておいてよいという意味ではありません。すぐに治療を必要とする場合でなくても、次の検査を受けないと経過観察したことになりません。

 「要経過観察」となったら、次はいつ検査を受けたらよいのか医師に確認してください。特に検査間隔の指示がない場合も、次回の健診は必ず受けてください。